「仕事で分からないところがあるが、先輩に聞きにくい」
「先輩の時間を奪うのは申し訳ない」
このようなお悩みをかけえている方は多いのではないでしょうか?
私も以前はそういったことで悩んでいました。
そこでこの記事ではそのようなお悩みをかけえている方に向けて、可能な限り申し訳ないという気持ちをなくして質問をする方法について解説していきます。
質問がしにくい現実
新社会人の方や、転職した方は初めて関わる仕事で分からないことが多いと感じているのではないでしょうか?
そのような時は質問をして分からないことを解決していきます。
自分も社会人となった4年ほど前は何が分からないのかわからないといった状態でした。
そのような時に助けてくださりのが先輩です。
しかし初めのころは何も言わなくても先輩の方が気にかけてくれていましたが、段々とそういったこともなくなっていきます。
そして自分から声をかけに行く必要が出てきますが、先輩は先輩でタスクを持っており、いつ声をかけていいのかわからないということが多々あります。
これでは質問を躊躇して中々聞くことができず、作業が進まないということになります。
私も現在の会社に入った時ほとんど何のレクチャーもなく作業が振られました。
新社会人として入ったわけではないので、このような待遇なのか?と感じましたが、自分より後に入ってきた新社会人の方も同様であった為、この会社独自なのだということに気が付きました。
ではこのような会社ではどうやって仕事を覚えていけばいいのでしょうか?
通常なら先輩に教えてもらうという方法をとりますが、私のいる部署はかなり忙しく中々聞く機会が出てきません。
自分は先輩が忙しそうだろうが、何だろうがどんどん質問紙に行くので関係ありませんでしたが、後輩とかは大変だろうなと感じていました。
自分がふと新社会人でこのような境遇に置かれたらどうするだろうと考えた時に一冊の本にでありました。
それが下記の「影響力の武器」というものです。
影響力の武器[第三版] なぜ、人は動かされるのか [ ロバート・B・チャルディーニ ] 価格:2,970円 |
この本から自分なりに学んだことについて次章で解説していきます。
返報性の原理を活用する
では「影響力の武器」という本から私が学んだことについて解説していきます。
この本の中で返報性の原理について書かれている項目があります。
詳しくは本を読んでいただきたいですが、簡単にどういったものか話すと相手が何かしてくれたら恩返ししたくなるという性質の事です。
この原理は仕事では大変役に立つ性質です。
あまり大きな声では言えませんが、これを利用することで自分が仕事で困っているときとかには自分の頼みは無下にできないはずです。
貸し借りありきの関係なんてすぐ破綻しそうだという意見もありそうですが、結局人との関係は貸し借り前提のモノがほとんどではないでしょうか?
何の関係もない人から急に「代わりにこの仕事やっておいて」と言われるよりも、普段からお世話になっている先輩から仕事を頼まれる方がやる気が出るはずです。
関わりのない人だからと言って仕事を断ることはありませんが、気持ち的にやる気の違いは出てくるはずです。
また普段自分に迷惑ばかりかけている人から仕事を頼まれた日には全くやる気が出ないような状況になるかもしれません。
このように人間関係は貸し借りの関係で成り立っていると、私は考えています。
なので先ほど紹介した返報性の原理を活用して、その貸し借りの関係を作って、自分の仕事で分からないところを質問するときに、質問しやすい環境を自分で作っていくことが可能となります。
返報性の原理の注意点
では誰でも彼でも恩をきせればいいのかというと、そうではありません。
あからさまに貸しですよという雰囲気を出すのはよくありません。
そのような雰囲気を出していると相手も意外と分かるものです。
なのであくまでさりげなく、相手に何となく意識させる程度にするのが重要です。
貸しを作る時には基本的に無感情でやるのがいいと思います。
「〇〇さん、これやっといてもらえる」
「はい、良いですよ」
というように気持ちを出しすぎない感じです。
そうすることで相手が無意識に「借り一つか」と思ってくれたら最高です。
まとめ
この記事では返報性の原理を活用して仕事で分からないところを先輩に聞きやすくする方法について解説してきました。
- 質問がしにくい現実
- 返報性の原理を活用する
- 返報性の原理の注意点
返報性の原理を用いることで相手に借りができたと思わせることで、聞きやすい環境を作ることができるはずです。
悪用は厳禁ですが、適時活用していくことで効率的に業務も行っていくことができるようになるはずです。
ぜひ仕事で活用してみてください。
以上で今回の記事の解説は終了となります。
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