「pythonのwhile文の使用方法が分からない」
「同じプログラムを繰り返したいけどどうすればいいのかわからない」
こういったお悩みをお抱えの方に向けて、この記事ではpythonのwhile文の使用方法や機能について解説していきます。
while文の使用方法
まずwhile文の使用方法について解説していきます。
基本的な使用方法はJavaなどのプログラミング言語と似たものとなっています。
記載方法は下記となります。
while(繰り返し条件):
繰り返し条件の所には比較演算子などを使用して繰り返す場合の条件を記載します。
そしてその条件が成り立っている間繰り返すこととなりますが、直接trueと記載することでずっと条件が成立するという記載方法もあります。
実際の記載例と実行結果は下記の通りとなります。
【記載例】
a=2
while(a < 5):
print(a)
a=a+1
【実行結果】
2
3
4
上記コードはaの値が5よりも小さい間aの値を出力するというものとなっています。
break文,continue文,else文
次にwhile文をより効率的に使用することができるようにするための機能としてbreak文,continue文,else文があります。
break文,continue文は以前投稿しましたif文の記事で、else文はfor文の記事でご紹介いたしました。
ここでは簡単にご紹介いたしますが、break文は現在繰り返しているwhile文から抜けるために使用する機能となっています。
そしてcontinue文は現在実行している繰り返しの処理を終わらすために使用します。
最後にelse文はwhile文が終了したら最後に実行する処理を記載するものとなっています。
言葉ではわかりにくいので気になる方は、先ほどご紹介した記事を参照ください。
do while文
次にご紹介するのはdo while文についてです。
do while文というのは、繰り返し処理の最後に繰り返す条件を記載することで、必ず一度は繰り返し処理を実施するときに使用する機能となっています。
Javaなどを勉強されたことのあるかですと知っておられるかもしれません。
ただしpythonには、このdo while文という機能自体がありません。
そのため疑似的なdo while文の作成方法をご紹介します。
ではまず通常のwhile文である、例えば下記コードがあるとします。
a=2
while(a < 2):
print(a)
a=a+1
このコードは何の出力結果も表示しません。
しかし作成者は最初の2という数値のみ出力したいと考えています。
このような時に下記記載方法により疑似的なdo while文を作成します。
a=2
while(True):
print(a)
a=a+1
if(a != 2):
break
先ほどご紹介したbreak文を使用することで、一度だけaの値を出力することができるようになりました。
無限ループ
最後にご紹介するのは無限ループについてです。
名前から分かる通りほぼ無限に処理を繰り返すことができるものです。
どういった時に使用するかというと、ある条件を満たすまで処理を続けたい場合に使用します。
記載方法としては代表的なものとして下記のように条件式をTrueと記載する方法です。
while(True):
これによりwhile文を抜けるための処理break文を記載して抜けるまでずっとループ処理を実施します。
また仮に無限ループから抜けるための処理を記述し忘れて、無限ループから抜けれなくなった場合は出力画面でCtrl+Cを押すことで抜けることが可能です。
まとめ
この記事ではpythonのwhile文について解説してきました。
- while文の使用方法
- break文,continue文,else文
- do while文
- 無限ループ
他のプログラミング言語同様pythonでもwhile文は必ずと言っていいほど使用するものとなっています。
記載することでコードが整理することができますし、コードを記載する手間をかなり省くことができるようになりますので、ぜひ覚えていってください。
以上で今回の記事の解説は終了となります。
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