【Java】クラスとは何か?メソッドとは何か?

Java

Javaを勉強し始めて、クラスやメソッドという意味の分からない言葉に翻弄された経験はありませんか?

またクラスやメソッドだけでなく他にもややこしい言葉がたくさん出てくるため、意味が分からずそこでJavaの勉強をやめてしまう方もいるはずです。

しかし一度理解してしまえば、そのイメージが頭の中にできるので忘れることはありません。

そのため今回はできる限り初心者の方でも理解しやすいようにかみ砕いて解説していきます。

クラスとは何か?

ではまずクラスについて解説していきます。

よくクラスは設計図という言葉を参考書やネット上のサイトで目にしますが、自分の考えとしてはクラスは現実世界でいうところのモノであると認識しています。

モノと言ってもわからないと思うので、ここではPCということにします。

PCというモノを表現しているのがクラスです。

ただしクラスだけではPCを動かすことはできません。

動作させるのにはメソッドが必要になってきますが、それは次章で説明します。

現状では何も動作しないPCがあるということを頭の中でイメージすることができたら完璧です。

ではここまででイメージをつかむことができたと思うので、実際にどのようにしてコードを記載するのか解説していきます。

記載方法は下記の通りとなっています。

public class クラス名{}

簡単なクラスですと上記の方法で完了です。

どうですか?思ったよりも簡単だと思われたのではないでしょうか?

細かく解説しますと、publicはどこまでの範囲でこのクラスを使用することができるかを表したもので、publicですとどこからでもアクセスが可能ということになります。

因みに今回はpublicを記載していますが、クラスによっては記載はせずに「class クラス名{}」という表記方法だけという時もありますので、覚えておきましょう。

そして{}内にはこのクラスの機能等を記載するところとなっていて、主にメソッドや変数などを記載していきます。

そして実際に記載した例として下記のようになります。

public class Main {
	public static void main(String[] args){
		System.out.println("クラスとは何だろう?");
	}
}

単純に「クラスとは何だろう?」という文字列が表示されるだけの簡単なものですが、赤塗の所がクラスとなっています。

一つのクラスの記載量としては上記程度で、開発が進んでもそこまで増えることはありません。

ただソフト開発などで一つのクラスだけで開発を進めていくということはありえないので、同じような量のクラスをたくさん記載する必要はあります。

メソッドとは何か?

では次にメソッドについて解説していきます。

クラスがPCなどのモノであると解説しましたが、メソッドはそのモノを動かすための機能を付与するところです。

PCで例えると、起動する、ネット検索、アプリの起動、シャットダウンといった機能類がメソッドに当たります。

これらの機能一つ一つを記載していくことでPCを動かすことができるようになるというイメージです。

ではメソッドの記載方法について解説していきます。

public static 戻り値 メソッド名(引数){}

メソッドは上記のような方法で記載します。

publicやstaticは記載しないメソッドも多いですが、記載することもあるので一応記載しておきました。

publicはクラスでも解説したアクセス範囲を指定したもので、staticはstaticメソッドであるという証明として記載したものです。

staticメソッドとは何の処理をしなくてもそのまま呼び出すことができるというものです。

非staticメソッドですとインスタンス化という処理を実施してからでないと呼び出すことができませんが、その必要がないため簡単に呼び出すことができるというものです。

そして引数は他のメソッド等から値などを渡す際に使用し、戻り値はメソッドでの処理が完了したら呼び出し元のメソッドに値を返す際に使用します。

イメージとしては下記のような感じで、メソッド1からメソッド2へ引数という名の値を渡したとします。

そしてメソッド2でなんやかんや処理を実施後、その処理結果をメソッド1へ戻り値という名の値を返却します。

次にメソッドの記載例は下記となります。

public class Main {
	public static void main(String[] args){
		System.out.println("クラスとは何だろう?");
	}
}

クラスを解説した時と同様のコードとなりますが、上記赤塗の所がメソッドとなります。

上記ですとargsという配列を引数に持つ、戻り値がvoidとなっているmainメソッドです。

ここで戻り値がvoidというのは戻り値がないということを表しています。

そしてmainメソッドはプログラムを実行したら最初に読み込まれるメソッドとなっています。

まとめ

本記事ではクラスとメソッドについて下記手順で解説してきました。

  • クラスとは何か?
  • メソッドとは何か?

Javaを今後も勉強していくとなるとクラスやメソッドはどんどん出てきますので、今のうちにイメージだけでもつかんでおくと今後勉強していく上でかなり楽になります。

ぜひ本記事を参考にしてクラス・メソッドのイメージをつかんでいってください。

以上で今回の解説は終了となります。

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