エクスプローラでファイルやフォルダの検索は可能ですし、ファイルを開けば文字で検索をかけることは可能です。
しかしほしい情報がどのファイルにあるのか分からない状態で探すのは大変骨の折れる作業となります。
一つずつファイルを探していくという方法もありますが、大変非効率です。
しかしそんな大変な作業を全自動で実施してくれる方法があります。
それはサクラエディタもしくはVSCodeに搭載されているgrep機能を使用するというものです。
私も普段コードを書く際にこのgrepをよく使用しています。
そこで今回はそんなgrep機能について解説していきます。
サクラエディタによる検索
サクラエディタのインストール方法
まずサクラエディタを使用した方法ですが、その前にインストール方法について解説しておきます。
下記サイトにまず下記サイトにアクセスします。
サクラエディタ (sakura-editor.github.io)
そして下記の最新版ダウンロードをクリックします。
そうするとこんな感じの画面が表示されるので、Installerと表記されているものをクリックします。
ダウンロードが完了したら解凍してください。
下記2ファイルが解凍されるはずです。
そうしたら「sakura_install~.exe」というファイルをクリックします。
そうすると下記のようなウィンドウが表示されるため言語が「日本語」となっていることを確認してOKをクリックします。
2度「次へ」をクリックします。
そしてサクラエディタのインストール先を選択します。
特に変更がない場合はそのまま「次へ」をクリックします。
次の画面も特に変更は必要ないのでそのまま「次へ」をクリックしてください。
次は設定を複数ユーザーで共有するか、個別にするかという設定ぽいのでそのままにして「次へ」をクリックします。
以降も特に変更がないようでしたら、そのまま「次へ」をクリックします。
そしてようやくインストール開始画面に来ましたので、特に問題なければそのまま「インストール」ボタンをクリックしてください。
インストールはすぐに終わりますので、そのまま「完了」を押してください。(自分の環境でしたら2秒程度で終わりました)
以上でインストールは完了なります。
起動方法は先ほど指定したインストール先にある下記sakura.exeをクリックしていただくか、スタートボタンを押して「さくら」と検索をかけていただくとすぐに表示されるので、クリックしていただければ起動できます。
サクラエディタでのgrep方法
では実際のgrep方法について解説していきます。
まずサクラエディタを起動します。
そしてウィンドウタブ上の「検索」→「Grep」と選択します。
そうすると下記のようなウィンドウが表示されるため、「条件」と「検索場所」を入力して「検索」をクリックします。(今回はpythonファイル上でmyclass2という文字を検索しています。)
今回はファイル数がそこまでなかったので、1秒もかからず完了しました。
下記のように3件ヒットしています。
因みに上記パス上のファイルをわざわざ検索して開ける必要はなく、検索結果の行をダブルクリックするだけで目的のファイルが起動し、目的の文字の位置にカーソルが選択された状態となります。
以上がサクラエディタによるgrepの方法となります。
VSCodeによる検索
VSCodeのインストール方法と日本語化方法
では次はVSCodeを使用してのgrep方法について紹介していきます。
こちらもまずはインストール方法と日本語化の方法について解説していきます。
Visual Studio Code – Code Editing. Redefined
まず上記サイトにアクセスして下記の「Download for Windows」をクリックするとインストーラをダウンロードすることができます。(自動でダウンロードが開始されます)
因みにWindows以外のOSを使用している方は「Download for Windows」の右側にある「v」をクリックしていただいたらWindows以外のOS用のインストーラもダウンロード可能です。
ダウンロードが完了したらダウンロードしたexeファイルをダブルクリックします。
そうすると下記のようなウィンドウが表示されるため「同意する」を選択し「次へ」をクリックします。
すると今度はインストール先のフォルダを選択する画面が表示されるため、特に変更がなければそのまま「次へ」をクリックします。
以降は基本デフォルトのままでいいので、「次へ」をクリックしていきます。
最後に上記画面が表示されたら「インストール」をクリックしてインストールを実行します。
以上でインストール作業は終了です。
しかしこのままですと英語表記となって使用することになるため、英語が苦手な方は使いづらいと思います。
そこで今度は日本語化してみます。
まずVSCodeを起動します。(スタートメニューで「VSCode」と入力したら簡単に起動できます)
そして起動したウィンドウの左端にある下記赤枠の拡張機能をクリックします。
そして画面上部にある検索箇所に「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」と入力します。(Japaneseと入力するだけで候補がいくつも出てきます)
「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を選択し「Install」ボタンをクリックします。
インストール後下記のようなウィンドウが表示されるため「Change Language and Restart」をクリックしてVSCodeを再起動します。
これでVSCodeの日本語化は完了となります。
VSCodeでのgrep方法
では本題のgrep方法について解説していきます。
VSCodeを起動した状態で下記の赤枠を選択し「フォルダーを開く」をクリックします。
検索したいフォルダを選択します。
そうすると下記のようにフォルダ内のファイルが登録されます。
そして下記の赤枠の所を選択し「検索」欄に検索したい文字を入力します。
サクラエディタと同様「myclass2」と入力すれば下記のように候補がいくつか表示されますので、表示された選択肢をクリックします。
そうすると目的のファイルを起動することができます。
以上がVSCodeでのgrep方法となります。
因みに今紹介したサクラエディタとVSCodeですが、それぞれ長所と短所がありますので仕事の種類によって使い分けると良いかと思います。
サクラエディタは検索対象のフォルダを登録する必要はなくスムーズに検索することができますが、VSCodeに比べてコード修正する際には少し見にくいです。
一方VSCodeですが、こちらは色分けされるためコード修正が大変しやすくなっています。
しかし一度フォルダを登録する必要があるため次々登録していては大変見にくくなって今します。
私がよく使用している方法としては、VSCodeではGitから落としてきたフォルダを登録しておいてVSCode上で検索や編集を実施しています。
反対にサクラエディタはすぐに使いたいファイルがどこにあるか分からないといった時に使用しています。
まとめ
この記事ではファイル内の文字まで検索する方法について解説してきました。
- サクラエディタによる検索
- VSCodeによる検索
grepという機能を知っているだけで必要な資料がどこにあるのかがすぐに分かります。
大量にある資料から目的のものを探すのは大変です。
そういった時にこのgrep機能を使用することで大変スムーズに資料を見つけることができます。
今回紹介しましたエディタにはそれぞれ長所と短所がありますので、適材適所で使用していってください。
以上で今回の記事は終了となります。
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