「人付き合いがしんどい」
「どうすればもっと稼げるだろう」
こういった悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
私も普段から仕事やお金等の悩みを抱えています。
何かを悩むというのは大変疲れるし、無駄な時間を生んでしまいます。
そのため悩みをなくすにはどうすればいいかと、考えていた時に下記の「反応しない練習」という本が書店で目に留まり読んでみることにしました。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」 [ 草薙龍瞬 ] 価格:1,430円 |
この本ではあの有名なブッダの考え方について解説されています。
一応ブッダを知らない方に向けてどういった人か解説しておくと、悟りを開いた人で仏教の開祖とも言われています。
そんな人の考え方が現代人の悩みを解決してくれるのかと疑問に思うかもしれません。
私もそう思っていましたが、よく考えてみると今と昔で悩みの内容は変わっても、人が悩むまでのロジックは変わっていないようです。
この記事ではこの本に書かれていたブッダの教えについてと、そこから得た私なりの気づきなどを交えつつ書いていきます。
気になった方はぜひ一度読んでみてください。
そもそも悩みの原因とは?
ではまず、悩みとはどういったものなのかという話をしておきます。
悩みというのは多かれ少なかれ、たいていの人が持っているものです。
それも悩みの原因は千差万別です。
ではそんな色々な悩みの解決策がわずか数百ページ程度の本に書かれているのかというと、そういったことはありません。
「お金が欲しい」
「コミュニケーションが面倒だ」
「仕事がつらい」
こういった悩みの根本的な原因を解決するのは結局は自分です。
ではこの本を読んでも何も得るものはないのではないか?と疑問に思うかもしれませんが、そんなことはありません。
ではどうやって悩みを解決するのかというと本のタイトルにもなっているように反応しないことで悩みはなくなります。
なぜ反応しないことで悩みがなくなるのかというと、人は何かに反応することで悩みが生まれるからです。
「お金が欲しい」という悩みも別にお金の事を考えなければ悩みとして出てきませんし、「コミュニケーション」の悩みもそういったことは考えず自分の思うように他人と接すればいいだけです。
しかし反応しないなんて無理ではないか?と思われるはずです。
最初から完璧に反応しないようになるなどというのは無理な話です。
今までプログラムを組んだことのない人にいきなり「今からこういった動作をするソフトを作ってくれ」と言われてできる人なんていないですよね?
それと同じで、まずは反応しないようにする練習が必要です。
ではどうやって反応しないようにするのかですが、それはただ感情的に「嫌だ」と思うのではなく、それがどういったものかを客観的に考えるというものです。
この本では「自分で理解できないことから悩みは生まれる」とあります。
理解できないのなら、それがどういったものなのか理解すれば悩みはなくなります。
例えば「仕事がつらい」という悩みがあったとします。
その悩みがなぜ発生しているのかをまず考えるのです。
「残業が多くて帰るのが遅くなる」
「人間関係がうまくいっていない」
「給料が安くて生活が苦しい」
こういった解が出てくるはずです。
そこからこの悩みをどのように解決すればいいのかという次のステップに踏み出すことができます。
ただ漠然と「つらい」、「いやだ」と心が反応する前に、その悩みとなりそうな原因を理解し解決する方法を模索していくのです。
そうすることでよくわからない”もやもや”がずっと心の中に残り続けることを防ぐことができます。
私も以前は漠然と仕事がいやだなという感情を持っていました。
しかしここに書かれている方法を実際に試したところ、「あ、そうか自分は仕事が暇すぎて毎日憂鬱な気分になっているのだ」といったことに気が付きました。
少し考えれば思いつくようなことですが、毎日何も考えず漠然と仕事をしているとそういった考え方を放棄してしまいがちになっているようでした。
このようにして感情として悩みが発生する前に何が嫌なのかと、悩みになりそうなことを明確にすることでいつまでもずるずると悩みを抱え込んでストレスの原因となることは減るのではないでしょうか。
周りを気にしすぎ?
では先ほど紹介した方法ですべての悩みが解決するのかというとそんなことはありません。
というろりもこの方法は反応しない方法の初歩の初歩のようです。
ではどうすれば反応しないようになっていけるのかということですが、ここで解説しだすとかなりの量となってしまいますので、今回は私がより明確に実践してみようと思った内容をご紹介いたします。
それは周囲を気にしないというものです。
現代人は何かと他人と同じことをしたり、評価しあったりしています。
SNSしかり、仕事しかり、果てはプライベートでも他人と同じことをしようとしています。
こういったことをやめるべきというのが悩みを少なくする方法です。
例えば仕事をしていて、「周囲よりも仕事の消化スピードが遅いからさぼっていると思われるのではないだろうか?」「定時で帰ってやる気のない社員だと思われたくない」といった悩みを抱えている人がいたとします。
これってあまりに無駄なことではないでしょうか?
悩んだところで仕事のスピードが速くなるわけではないですし、やる仕事がないのにもかかわらず残業するのもおかしな話です。
なのでそういったことは考えずに「自分は自分、周りと比べたところで劇的に何かが変わるわけではない」と考えたり、自然などのより広い世界を見ることで、そういった考えを出てこさせないようにします。
実際に私も大自然を見た後とかに、自分はなんてちっぽけなことで悩んでいたんだろうという考えにさせられ、悩みが結構きれいさっぱりなくなるということが何度かありました。
他にもよく周りと同じことをしようとする人がいます。
「周りがみんな投資しだしたから、自分もとりあえずやってみよう」
「自分と同じ年代の人はもう家族がいるのだから自分もそろそろ恋人がほしいな」
このように周囲と同じようなことをしている人はたまに見かけませんか?
こういったことをしていると、結構余計に悩みが増えることがあります。
「周りと同じように投資をしだしたが、半年で元本の半分以下になってしまった」
「恋人探しをしているが、付き合ってくれる人がいない」
このように新たな悩みが出てきます。
私も以前似たようなことをして、結局は悩みが増えたということがありました。
別に投資をすることや、恋人を作ることを悪く言っているわけではありません。
ただ自分で考えもせずに、ただ周囲がやっているから自分もというのはよくないことかと思います。
あまり深く考えずにやってみて、後から後悔するというのはよくあることではないでしょうか?
結局他人と同じ行動をとったところで、自分はその人になることはできないし、他人も自分になることはできません。
悩みを増やしたくなければ、周囲がやっているからと言ってやみくもに挑戦するのではなく、自分の頭で考えてから実行に移すことが大切かと思います。
まとめ
この記事では下記の「反応しない練習」を読んでみて、自分なりに理解したことについて解説してきました。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」 [ 草薙龍瞬 ] 価格:1,430円 |
- そもそも悩みの原因とは?
- 周りを気にしすぎ?
悩みは心が反応することで発生しますので、反応しないようにすることで悩みは少なくなります。
そして周りと同じことをしたところで、自分がその人になれるわけではないですし、ただ悩みが増えるだけです。
悩みを出さないためには自分の頭でまずは現実を見ることが重要なのではないでしょうか?
以上で今回の解説は終了となります。
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