「周囲の意見に流されて困っている」
「よくわからない商品を店員の人の口車に乗せられていつの間にか買っていた」
このようなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
実際私もそういった悩みを抱えている人間の一人です。
ではどうしてそのような悩みを抱えている私がこのような記事を書こうと思ったかですが、それは下記の影響力の武器という本でそのヒントとなりそうな内容が記載されていたためです。
影響力の武器[第三版] なぜ、人は動かされるのか [ ロバート・B・チャルディーニ ] 価格:2,970円 |
以前は下記記事でもご紹介した本ではありますが、今回はその中で紹介されている社会的証明について自分が学んだことを解説していきます。
【スキルアップ】仕事で分からないことを先輩に聞く方法 | 重要 | エンジニアKISARAGIの備忘録 (kisaragi-it.com)
社会的証明とは?
まずこの本で取り上げられていた社会的証明とはどういったものなのかについて解説していきます。
簡単に言うとある行動をする人が多ければ多いほど、それが正しい行動のように感じでしまうというものです。
「周りの人が全員マスクをしているから自分もマスクをしよう」
「同僚みんなが飲み会に参加するなら自分も参加しようかな」
このように周囲が実行している行動がすべて正しいように感じるというものです。
そのように周囲の意見や行動に自分の意見や行動も影響を受けるというもので、単純に流されやすいと言えます。
これにより「買いたくもない商品をいつの間に買わされていた」「行きたくもない飲み会に参加していた」という自分にとってはマイナスでしかない出来事が発生してしまいます。
しかしどんな人でもこの流されやすいという性質は持っているもののようです。
特に日本人は周囲と違う行動をとりたくない、目立ちたくないというような性格の人が多いのでこの傾向が強いのではないでしょうか?
この周囲に流されるという性格のせいで私も何度か自己嫌悪に陥ったことがあります。
しかしこの周囲に流されるという性質すべてが悪いということではありません。
「みんなが勉強しているから自分も勉強しよう」
「周りが定時で帰っているから自分もそろそろ帰ろうかな」
このように周囲に流されることでいい面もたくさんあるということを覚えておいてください。
周りに流されない生き方
ではそんな周囲に流されやすい生き方をしないためにすべきことは何なのでしょうか?
人間はオートモードで周囲に流されるという機能が働くようです。
なのでただただ心で感じるというだけでなく、
「それをすることで自分にどういったメリット・デメリットがあるのか?」
「相手はなぜこの提案をしてきたのだろうか?」
このように考える癖をつけることで、誰かに騙されて自分が被害を被るということが減ることでしょう。
また人はどういった時に周りに流されやすいのかということについても理解しておくと少しは自分の意見を信じてみようという気持ちになるかもしれません。
人が流されやすいのは自分の経験にないことをする時や、自分と似た容姿や経歴の人が今自分が悩んでいることを実行に移しているということを知った時です。
人は不確かさがある時に流されやすいという性質があるようです。
ミーティングなどで自分の意見に自信がない場合は周りの意見に合わせようとするのはこのためであると考えられます。
そして自分と似た容姿や経歴の人が自分が悩んでいることを実行した時についてですが、これは仮に自分が転職をしようか悩んでいるときに、自分と同い年の友人が転職をしたと聞いた場合に、転職を実行に移す確率が高くなるといったものです。
こういった際に人は自分の意見を考えずに周囲の人と同じような行動に出てしまうのです。
そういったことがあるということを知っておくだけでも、周りの人に流されそうになったらそれを思い出して踏みとどまるということが多くなるはずです。
まとめ
この記事では社会的証明について解説してきました。
- 社会的証明とは?
- 周りに流されない生き方
私は心理学者でも、心理学を専門に学んできた人間でもありませんが、今回紹介した影響力の武器から学んだことを自分なりにまとめてみました。
自分も今後は周りに流されすぎない人生を歩んでいきたいものです。
以上で今回の解説は終了となります。
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